気温の寒暖差や気圧の変動によっても、自律神経のバランスを崩しやすい時季です。
気圧が下がったり上がったりすると、耳の奥にある内耳が敏感に感知します。内耳とは、体のバランスを保つ気管が集まっている部分です。
内耳が感じ取った気圧低下などを、内耳を通って脳に伝達され、それによって自律神経はストレス反応を引き起こし、交感神経が興奮状態になります。
その結果抑うつやめまいの悪化、心拍数の増加、血圧の上昇、慢性痛の悪化などの症状が現れます。
もともと人間は、ある程度の外部ストレスには耐えられるようになっています。
そのバランサーとして機能するのが自律神経です。
自律神経が正常に機能するためには、暑い場所では汗をかき、必要な場所で血圧が上がるような自然環境が必要です。
しかし、空調が完備された環境で暮らしていたり、昼夜逆転するなど生活リズムが乱れたりしていると、自律神経が整いにくくなってしまいます。
その結果、気圧の影響についていけない体になってしまうのです。
適度な運動をしましょう!
自律神経を安定させるために、ウォーキングや軽めのランニング、水泳など、ゆっくり長くできるものを取り入れましょう。
そのなかでも水泳は自律神経の働きによい刺激を与えてくれます。
体温より低い水の中でゆっくり体を動かすと、体の代謝がゆっくりと上がっていきます。
水の中をゆっくり歩くだけでも効果があります。
食事は三食しっかりと!
1日3食は基本ではありますが中々出来てない人も多いのでは無いでしょうか?特に朝食を忙しさのあまり取らない人がおられますが、絶対に摂ることをオススメ致します。
朝食は、寝ている間に下がった体温をあげる事ができ、自律神経を整えるのにとても重要な働きをしてくれます。頑張っても食べたほうが良さそうです。
また、天気痛(気象痛)対策としてはビタミンB1が効果があります。
痛みや自律神経をとも深く関与しています。脳の栄養素や糖質をエネルギーに変えてくれます。
出来るだけB1が多く含まれている豚肉や玄米、うなぎを積極的に!
内関というツボをおそう!
自律神経の乱れに効くのが、手首にある「内関」のツボ。
内関は乗り物酔いや自律神経の乱れに効くツボ。
ふらつきやめまいなどの症状が現れそうなときに刺激すると、症状が収まります。
覚えておくといざという時役立ちます。
両手首の内側にあるしわの真ん中から、ひじ方向に指3本分下がったあたりに、響くような感覚があれば、そこが内関です。左右の腕にありますが、特に痛さやだるさの感じるほうを主に刺激します。ツボは押しっぱなしだと、体が刺激に慣れてしまうので、こまめに押すようにしてください。つまようじの根元を使ってツンツンという刺激を繰り返す方法もよいでしょう。