足がつったらストレッチ?はもう間違いです!
2019年03月13日
みなさん、足がつったことはありますか?
一度は経験しもがき苦しんだ事はあるはず!
- スポーツ中にけいれん
- 寝ていてけいれん
- 慢性的によくつる
などお困りの方も多いかと思います。
当院でも寝ていてけいれんをおこしてしまい、その時の対処が悪く筋肉を損傷して来院されたり、そもそも明け方につってしまうことが多く痛くて寝れないから何とかして欲しいと相談されることも多い悩みの一つです。
今回はこの厄介な「足がつった時の対処法、筋肉を伸ばす」について書いていきますね。これ最近まで私も恥ずかしながら一生懸命伸ばしてたクチなのですが、
実はこれ間違いです!
というよりもっと優しく愛護的な対処法があったんです!!!
なんだと思われますか?
まずはその前になぜつるのかをお伝えしていきますね
足がつるのはミネラル不足だからバナナやスポーツドリンク飲めって言われていたけど違う?
昔のは足がつるのは、ミネラル不足だからバナナを食べろ!とかスポーツドリンクを飲め!などと言われていました。
また、近年ではそのような足がつる理由は、筋肉の微小的な組織の損傷で炎症が起きているからとも言われてきました。
では、最新の見解ではどうなんでしょうか?
アメリカンアカデミーオブニューロロジー(神経学)での発表では足がつるのは「筋肉」の問題ではなく「神経」の問題だと言及されました。
α運動ニューロンという筋肉の収縮の検出器が繰り返し発火をして過剰な収縮を促しているからという見方が現在では広がっています。
筋肉を収縮する神経に対して頑張れ!頑張れ!という伝達が出ているのに対して、抑制する頑張りすぎるな!という伝達のバランスが狂ってしまっているのが原因なのです。
簡単に言うと過剰ながんばれに対して抑制が追いついていないという状態です。
でつったらどうするの?
よく足がつるとストレッチをしますよね。まず伸ばすという行為が一般的です。
実はこんなに有名な事なのに、伸ばす事が効果があるとははっきりしていないみたいです。
現在ではそのまま収縮の伝達がおさまるまで待つと言ういたってシンプルな対処が一番効果的であるとなっています。
しかしもう一つあります。出来るのであればゆっくり立ってあげ正しい姿勢を作る努力をしてあげてください。
初めは体重をかけることにより、痛いように感じるかもしれませんが、実はこの単純に立つと言う行動が頑張れと頑張るなとの伝達のバランスを整わせる事ができるのです。
力まずに自然にまっすぐ立つことにより、倒れないように本来の筋肉が本来の働きに戻ろうという力が働き正常な伝達に戻ります。
そしてもし可能であればゆっくり体重をかけてあげて歩いてあげましょう!
それがより症状を迅速に改善させられる方法ですので是非お試しくださいね。
しかし、足が継続してする方は他に問題がありますので早めに身体をみせて頂けるとつらない足に出来ますのでご相談くださいね