自宅で簡単セルフケア(膝痛編①)
2018年11月28日
- 階段の上り下りが辛くて階段を避けてしまう
- 歩いていると足が痛む
- 動き始めに痛みが起こる
今回はそんなあなたに膝の痛みを改善するストレッチをお伝えします。
「いやいや先生!膝のストレッチはやっていますよ!膝の裏もしっかり伸ばしていますよ。」
そーですよね。裏はちゃんと伸ばすストレッチをされていますよね。
中には膝を伸ばす運動をされている方もいらっしゃるのでは?
それなのになぜ膝の痛みは改善しないのでしょうか?
その理由を含め今回は説明し、ストレッチをお伝えします。
1、膝裏のストレッチの確認
このストレッチでも様々な形のストレッチがあります。
座りながら伸ばすストレッチや立った状態で片方ずつ伸ばすやり方や壁に手をつき脚裏全体をのばすなど。
当院では立った状態で伸ばしてやっています。
膝裏を伸ばす際の上半身の姿勢も真っすぐにして伸ばしてください。
2、膝裏のストレッチで症状が改善しない理由
膝裏をストレッチすることはすごく大切な事です。
ただ、膝は裏の筋肉だけで支えているわけではありません。
大腿は円柱状になっていてあらゆる角度から筋肉で支えています。
右の図のように太ももは筋肉で満たされて、バランスを保ち動いています。
筋肉への負担が偏りすぎてバランスが崩れてしまうと身体を支えれなくなり膝で痛みが起きます。
膝が痛い原因が裏だけにあるのであれば裏だけに処置すれば改善するでしょう。
しかし、膝の筋肉にはこのように沢山の筋肉が存在します。なので裏だけにストレッチをしても改善しないこともあります。
「じゃあどんなストレッチをすればいいんですか?」
「私はどこのバランスが悪いの?」
と思われる方もいらっしゃると思います。
安心してください。
これからお伝えしていきます。
3、膝の症状が改善するストレッチ
まずは、裏を伸ばしましょう。
背中が丸くならないようにし、股関節を曲げ行くように身体を倒していきましょう。
次に外側を伸ばしていきます。
つま先を外側に向け先ほどと同じように股関節を曲げていきましょう。
その次に内側を伸ばします。
身体とつま先を同じ方向に向け股関節を曲げていくようにして伸ばしていきます
最後に前面を伸ばしていきます。
伸ばす際はバランスを崩さないよう何かにつかまりながらしましょう。
それでも不安定なら椅子の上に膝を置いて伸ばしましょう
膝が反対の膝を超えないように注意してください。
4、これは危険!!
膝のストレッチをする際に気を付けて欲しい事です。
中にはストレッチをして悪化したという方も少なくありません。
こんな症状がある方はやめましょう。
- 曲げ伸ばしするだけでも痛い
- 動いていると痛みが強くなってくる
- 膝が腫れている
この場合はご自身だけの力で改善させるのは難しいでしょう。
これらの項目に思い当たるものがあれば一度ご相談ください。
5、それでも症状が改善しない方
今までお伝えしたストレッチは対処療法です。
これで改善する方もいれば改善しない方もおられます。
「では、なんで私は改善しないんですか?」
それは神経と筋肉に問題が発生している可能性があります。
筋肉は神経の指令を受けて動きます。神経は刺激を送り、筋肉は刺激を受け止める役割があります。
その中でさぼり癖のある筋肉には指令の行く回数が減っていき最終的に指令が行き届かなくなってしまいます。
この状態が長く続くと神経と筋肉の改善に時間がかかる可能性があります。
その状態でストレッチをして刺激を送っても送り役と受け止め役の関係がちゃんと成り立っていないので効果が出ません。
その際は一度、神経整体を試してみることをお勧めします