【痛みを無くすために運動してるが改善しないあなたへ】
2019年08月28日
当院には痛みがなかなかひかずに長期化している方が数多く来院されます。
皆さんライフスタイルは様々ですが9割以上の方の共通点が1つあります。
なんだと思いますか?
痛みに悩んでる方はびっくりするかも。
それはね、「運動しなくていいんだよ」ってこと。
どこかが痛くなり病院や整骨院にいくとどうもこの一言をもらうみたい。
「〇〇さんは筋肉がないから痛いんですよ」
そして痛みに悩んでる方は、一生懸命筋肉をつけたら痛みが無くなると思ってしまいます。
たしかにそう言われたらそう思う。
決して運動が悪いと言ってる訳ではないです。
運動は大切です。
しかし運動や筋肉トレーニングをすればするほど悪くなる人が沢山いる。
そんな方に僕はいつも思う
「もう運動なんてしなくていいんだよ。というかやめて」と。。。
先日、50代の股関節が痛いYさんが来院されました。
Yさんは病院に受診していて治療を受けるも改善せず当院にはご紹介で来られました。
初診時の症状は、歩くのも左足に体重が痛くて乗せられないため引きずるように歩いて来院されました。もちろん、股関節を動かしても痛くて動かない症状です。痛いながらにお仕事にも出ており仕事後は特に痛みが増強して本当にもうちゃんと歩けないのかも・・・?と不安でいっぱいな様子でした。
こんな不安なYさんがしていることは
・痛くても歩くようにしてる
・ストレッチ
・筋肉をつけるためにスクワット
でした。理由は
・痛いのは筋肉がないから
・痛いのは筋肉が硬いから
・このまま動いていないといつか歩けなくなるのではという不安
とのことです。
まー、気の毒です。私はYさんに
「一回、全部やめてもらえますか?痛みは僕が取るからこのまま歩けなくなることにはしないから」と。
Yさんはとても驚いていた。
「えっ、動かなくていいの?」
僕は
「うん、動かないで。というか僕がいうこと以外何もやらないでほしい」
そして治療と上記の事をやめるだけで今ではお仕事をしても痛くない足になりました。
実は、こんな感じのやりとりがかなり多くあります。
真面目な人が多いからかもしれない
真面目な人は決めた事をコツコツさぼらずにやる。
痛みで困ると、少しでも良くなるなら何かをしたいと、ネットや書籍で運動方法などを検索し、これを続けていけばきっと良くなると努力をし続ける。
その結果が残念ながら痛みがよりひどくなりましたとなるが、痛みが強くなっててもトレーイングをやめない。
いや、やめれない。
理由は何もしてなくて歩けなくなるのが、このまま治らなくなるのが怖いから。
そんな方に発想の転換をしてほしい。
今までたくさんの努力をしてきた事は絶対に無駄なんかではない、無駄なもんなんてない。しかし改善してないどころか徐々に悪くなっているこの状況はきっとどこかに間違いがあるはず。
一回真逆の事をしてもいいかも。
治るために動いているあなたに言いたい
「動かないで!」
本当に運動をした方がいいタイミングは今ではない、もう少し先です。