オスグットになる子供には理由があります
2018年06月29日
上の図の様にオスグットは大腿四頭筋(太ももの全面)の働きの低下、過緊張により下の骨(けい骨)についてる筋肉が引っ張られてなる現象です。原因は解っているのに痛みが取れずに悩んでいる子供が多いです。
当院にも沢山の治療を受けたけど改善しないと言われ来院される患者さんが少なくありません。
なんで私の子供オスグッドシュラッター病が治らないの?
沢山の原因がありますがその一例です。
重心が前方にある可能性があります。簡単にいうと爪先重心。
もし、爪先に体重が乗ると体の軸が前方方向に傾きます。
前方方向に体重をかける姿勢になりますと、太ももの全面の筋肉で姿勢を保持しやすくなります。
本来立つ姿勢では前の筋肉でなく後ろの筋肉が優位に働く様になっていますがこの様に前に重心がかかると全面の筋肉に負担がかかり膝周りの怪我に結びついていきます。
この重心位置を変えないとなかなか膝の痛みがなくならない原因となっていきます。
もしオスグッドで、治療したら楽になるけどまたすぐに痛くなると悩まれている方はこの重心位置を変える必要性があるかもしれません。
いくら症状を治療しても根本原因を改善しないと治らない物もあります。
治らなかったときに、悩んだ時にふと思い出していただけたら幸いです