肘の痛み・・・
テニス肘
日常生活において、それほど負担をかけた覚えも無いのに、肘周囲に違和感また痛みを覚えたことはないでしょうか。多くの場合、このような痛みは筋肉痛と勘違いされ、時間がたてば治ると思われがちです。しかし、決してそのようなことは無く数週間たっても症状が改善しない場合が多いのが現実です。このような「肘の痛み」は医学的には『上腕骨上顆炎』といわれるもので、手首や手持を頻繁に使う方に多く見られる症状です。例えば、パソコンの使用率の高い方や、手先を使う仕事に携わっている方、また、スポーツではテニスプレーヤーに多く見られます。
では、このような症状を自覚した場合どうすればいいのでしょうか?するべきことは、その症状によって異なります。症状によっては、アイシング等による安静が必要な場合もあれば、ストレッチ等により筋肉を動かす必要がある場合もあり、その判断を誤ると症状は軽減するどころか逆に悪化させてしまう恐れがあります。症状軽減のためには、症状に合わせた適切な処置が必要です。加えて、症状の再発を防止するためにも、日常生活の改善が必要になってきます。
肘内障
肘内障とは肘関節の亜脱臼のことで、小児における肘の外傷(ケガ)の中で最も頻度の高い疾患の一つです。2~6歳に多く、再発を繰り返しながら、いつのまにか加齢と共に発生しなくなります。
橈骨頭が未発達なために輪状靭帯との引っ掛かりが少なく、急に手を引っ張られたり、腕を下にして寝返りした際に、逸脱して(くぐり抜けて)発生します。また、転んで手を衝いた後肘を痛がる時は、骨折の可能性があります。


肘内障は骨折と違ってほとんど腫れを認めませんが、激しい痛みをともないます。手の平を上に向ける動きを極端に嫌がり、腕をだらりと下げ、腕を全く動かそうとはしません。整復される(関節が正常にはまる)と、急に泣きやみ、腕を動かします。整復の有無は万歳が出来るかどうか・手の平を上に向けられるかどうかで判断します。整復されればほとんどの場合その後の治療を必要ありませんが、成長と共に骨がしっかりと発達するまでは、2度・3度となる可能性はあります。(小学生になるころには、骨も成長し、抜けることはなくなります。)

